男には自分の世界がある Pt.3

早いもので2018年もあと3週間ばかり。
そんななか、今年最後となるイベント開催のおしらせです。

来たる12/15~24の期間、その圧倒的に濃厚なものづくりでお馴染みのHAVERSACKとOlde Homesteader共催による男祭りを開催します。

HAVERSACKからは今の時期に最適なアウター、ジャケットのみならず、最近世界的に評価の高まっているシャツやパンツなどフルアイテムをご用意し、Olde Homesteaderも負けじと極上のトランクス、アンダーシャツを全品番全色展開(ブランド創設以来ポップアップイベントとして最大級のボリュームで!)致します。

なお、アンダーシャツは新色ブラックのお披露目も兼ねていますので、ご期待ください。

さらに、15日16日はHAVERSACKでデザインアシスタントや生産管理などを務めるアトリエスタッフ村松さん、Olde Homesteaderディレクターの福原さんのご両名も終日店頭に立ち、各商品の詳細についてたっぷりと語っていただけることとなりました。

今年を締めくくるに相応しい、魅力ムンムンのお祭りです。

是非その世界観をお楽しみください!


初めて会ったとき感じてた 君は特別だって知ってたよ ~ EEL Products/ 冬物語

128年ぶりだとかの12月の夏日、それが続いてグエッと呻いた直後に急転この寒さ。
グエッ。

ええ、でもこれが本来あるべき姿なんです。

寒くなれば、あたたかい服を着ればいいじゃないですか。

その名前からして心まであたためてくれそうなEEL Productsの新作『冬物語』。

直線的に肌を刺す冬の凍てつきを掻き乱しほぐすような編み目、モックネックに近い詰まった襟元から、そのぬくもりが感じられます。

編み目といえば裾と袖口のリブの畦の間にはそれぞれ別の色が挟み込まれ、明るい印象を生み出しました。

肉厚ながらやわらかく伸びやかで、意外なほどに軽い着心地に、ホホと笑みがこぼれます。

このセーターを着てシェイクスピアを観劇し、そのあと暖房の効いた室内でビールでも飲みたくなる、そんな一枚です。

オンラインストアはこちらです→ オフホワイト/ ブラウン


放たれる矢のように ~ BORELIO/ 細畝コーデュロイスリムトラウザーズ

先日のNIKKEI STYLEの記事でも含ませている通り、当店のパンツのラインナップは現在やや太めが主流です。
それは時代がどうこうというより、穿き心地を重視した結果でもあります。

ワイド、または腰や腿回りにゆとりあるテーパードパンツ、あるいは細身でもCURLYのように素材や構造で気楽な着用感となっているもの、など。
やはり着ていて楽というのは素晴らしいことだと思います。

とはいえきゅっとした細身のパンツをお探しの方も決して少なくないゆえ、ちょっと楽な方向に偏り過ぎていたかな…と反省しておりました。

そんな次第で、久しぶりの細身パンツの登場です。

ベルギーにて1930年に創業した老舗トラウザーズ工場のファクトリーブランドBORELIO。
アントワープの高名なデザイナーの服の生産も請け負うその技術、そして欧州ならではの色気のある感覚は、やはり日本の服とは(どちらがいい悪いといった話でなくとも)ひと味違います。

素材は引き締まった質感の、上等なコーデュロイ。

今は太畝がトレンドではありますが、ここは敢えて細畝で。

このブランドは膨大な生地台帳から店舗が選んでオーダーするという生産方式をとっているため、おそらく当店以外ではこのモデルの細畝コーデュロイは取り扱っていないと思われます。

作りは基本的にはクラシカル。

腰にはコインポケットが設けられました。

ただ、ダブル裾の折り返しは5.5cmとかなり広く、これによりモダンな印象を生み出しています。

ちなみに、腿や裾だけでなく腰回りも股上の浅さが相まってきわめて小振りです。

サイズ表記上は44、46、48となっているものの、実質的には40、42、44くらいの感覚となっています。
たとえば他のブランドでSの方であれば、46をお選びください。

なかなか癖の強いサイズ感ではありますが、背がそこそこあり、ごく細身で、いつもパンツの腰がガバガバになってしまう、あるいは腰に合わせれば裾丈が足りなくなってしまう方には福音のような形でもあります。
おそらく44、目安として身長172cm体重45kg程度の体型が適正かと。

店主が若かりし頃そうであったように、細ければ何でも着られるというわけではないことを日々痛感されている方、是非一度お試しください。

オンラインストアはこちらです→ オリーブグレー/ チョコレートブラウン


赤く咲いても 冬の花 ~ EEL Products/ サザンカコート

EEL Productsの服の魅力は、何といっても表情の優しさです。

甘すぎず、渋すぎず、やわらかでちょっとユーモアを含んだその雰囲気は、他と替えが利きません。

そんなEELらしさが一際よく表れたこのコートが、晩秋から冬にかけて気持ちを豊かにしてくれることでしょう。

晩秋の花といえば山茶花、その名を冠したサザンカコートは、いわば名品サクラコートの冬バージョンです。

ウールのニット組織を縮絨したニットメルトンを用いており、柔らかさと程よい剛性感、そして高い保温性を備えています。

襟はピーコートのようにやや大振りに設計されました。
美しい曲線を描き、落ち着きがよく、そして立ち上げてチンストラップで留めれば首全体をしっかりと包み込んでくれます。

癖のないサイズ感とラグランスリーブのおかげで、薄着の上でも厚手のニットやジャケットの上でも羽織れますし、先述の通り保温性は高いため厳冬期に限らず活躍してくれるはずです。

くわえて、こちらをご覧ください。

前立ての裏面に謎のスナップボタンが設けられていますね。

こちら、昨年展開したコンフォートIDと同一規格となっておりまして、なんと両者は合体可能となっています。

現在コンフォートIDはキャメル、ネイビーともにM一枚ずつのみの在庫となっていますので、Mが適正サイズで、かつセットでのご着用をお考えの方は、どうぞお早めに。

オンラインストアはこちらです→
サザンカコート グレー/ ネイビー
コンフォートID キャメル/ ネイビー


魔法使いの丘 ~ JENNIFER KENT/ SHETLAND SWEATER

先日のスコットランドフェアのときにちらっとご紹介しましたが、マフラーでお馴染みJENNIFER KENTより、今季はセーターも登場致しました。

これがまた実に素晴らしい出来ばえでして、イベント終了後も3色を継続して展開させていただいています。

寡黙なマスタードカラー”クミン”、

落ち着きと明るさを兼ね備えたオレンジ”スパイス”、

そして紫に近いバーガンディ、なぜかその名は”ウィザード(魔術師)”、

それぞれ単色に見えて、複数種類の糸が混ぜ込まれています。

この絶妙な配合によって、奥行きのある色調が生まれました。

素材は当然地元スコットランドより、シェトランドシープの毛を。
高級ニットの産地として名高い、同じくスコットランドはホーウィックの工場にて編み立てられています。

パーツごとではなく一着丸ごとで編まれ、縫製/接合箇所がない構造です。

その着心地は軽く、のびやか。

SとMの2サイズ展開でして、S表記で一般的なS~Mの間くらい、M表記でM~Lの間くらいの大きさとなっています。

主役としても脇役としても、この晩秋から真冬にかけて大活躍してくれることでしょう。

マフラーと合わせ、是非一度お試しを。

オンラインストアはこちらです→ クミン/ スパイス/ ウィザード


メディア掲載のお報せ ~ NIKKEI STYLEにて店主登場しています

畏れ多くも、NIKKEI STYLEにてえらそうに講釈を垂れ流すさまが公開されました。

大人は「小技」に走らない 余裕のジャケパンスタイル – NIKKEI STYLE

ここで着用しているKESTIN HAREのSTAC BLAZERとcomm. arch.のニットについて、もう少し詳細を。

肉厚でしなやかなコットンモールスキン(だと思います…)を用いた、一枚仕立てのジャケットです。

ワークジャケットをベースにしてあるだけあって合理的な設計となっており、ポケットは、手を入れやすい角度に設定されています。

袖は若干長めに設定されていますが、折り返すこともできるようになっています。

記事本文中でも店主は折って着用しました。

今の時期は勿論、春先まで長く着られる一枚です。

なお、店主の伝え方がまずく本文中で
「コットンのジャケットにハイゲージを合わせてしまうと、どうしても寂しい印象になってしまう」
とありますが、これは公開時期(12月中旬になる可能性がありました)を想定して喋ったもので、少し寒々しいのでは、ということを言いたかったのですが、言葉不足でした…
相性自体はまったく悪くありません。
秋や春であれば、むしろハイゲージニットとの組み合わせはお薦めです。

本文中で着用したモックネックセーターはまさにこれからの時期に最適。

南豪ビクトリア州ジロン地方で採れるジロンラムの細い羊毛のみを用いて、カシミア用の紡績を行うことで繊細な肌触りを実現しました。

ゆったりしすぎずタイトすぎず、実に使い勝手のよいバランスで、ついつい出番も増えることでしょう。

delightful tooでオーダーした靴を除き、現段階で着用商品はすべてまだ購入可能です。

オンラインストアはこちら。
KESTIN HARE/ STAC BLAZER(色違いはこちら
comm. arch./ Hand Framed Mock B.B.(色違いはこちら
blanc/ west-point(wide)(色違いはこちら


羽織かくして 袖ひきとめて どうでもけふは行かんすかと 言ひつつ立つて櫺子窓 ~ HAVERSACK/ 高密度ウールエターミンフーデッドコート

ぼんやりと、無為に日々を過ごしているうちに、11月も終わりを迎えようとしています。

来たる師走となればすっかり晩秋、じきに冬の様相に移り変わって、来年のことを言っても鬼は笑わず。

装いに関しても、いよいよ防寒性の高いしっかりとしたコートの出番が増す時期です。

今季はとりわけコートが豊作で、ブログやインスタグラムに載らないまま早々に巣立っていった商品もある状況、残り在庫一点となってしまったこの傑作は、本格的な冬の来る前に是非ともご紹介せねばと思っていました。

ハバーサックが送り出してきたモッズコートのような佇まいのフード付きコートは、高密度に織られたカシミア混ウールのエターミン生地で仕立てられ、軍物にはない凛とした雰囲気を備えています。

裏地はフードから身頃に至るまで全面ボアフリースが張られ、防風性の高い表生地と合わさって非常に保温性に優れています。

袖口はリブ仕様で、冷気の浸入を防ぎます。

前立てはファスナーとスナップの組み合わせで、留めても開けてもすっきりしています。

フム、実にいいコートです。

しかしながら、最大の特徴は上記事項ではありません。

このフード、よく見るとファスナーで本体と接合されていますね。
ちょっと外してみましょうか…

するとそこに現れたるは和服のような佇まい。

首から胸元へ延びた、襦袢の半衿を思わせるリブが、何とも文士的様相です。

通常こうしたフードの取り外しが可能な服は、それでもそこまで雰囲気が変わらないものですが、このコートはまったく別の顔を見せてきます。

和洋折衷を唱えた幕末の朱子学者、斎藤拙堂も驚くことでしょう。
実に面妖な、しかし強烈な引力を放つ、唯一無二の逸品です。

現在(2018/11/27)Lサイズ一着を残すのみとなりました。
若い方から熟練の男性まで、我こそはと思われる方は是非お試しください。

オンラインストアはこちらです


流行とはひとつの醜さの形であり とても人を疲れさせる ~ WILDEHOUSE/ SUPA-SHOPPER

お陰様で無事スコットランドフェアが終了しました。
ご来店いただきましたお客様、ならびにブランド、代理店各位には心より御礼申し上げます。

さて、そんな流れとはまた別で、スコットランド出身のデザイナーによる新進ブランドが登場致しました。

今年デビューの新星、WILDEHOUSE(ワイルドハウス)です。

WIDELHOUSEは、様々なブランドのデザインを手掛けたりファッションについて教鞭をとっていたKerry女史が自らの初期衝動に立ち戻って設立しました。

業界の歯車としてマスマーケットのための移ろいやすいトレンド商材を作るのではなく、自宅の屋根裏部屋で突拍子もない服のデザインをして遊んでいた7歳の時のような、自分だけのデザインや創造を行うシンプルな悦びをとても大切にしています。

すべてのアイテムはケリー自身のスタジオにて一点一点製作され、それは今回入荷したショップトート”SUPA-SHOPPER”に於いても例外ではありません。

彼女が個人的に大好きだというグレーのスウェット素材をベースに、大柄の水玉を跳ねるように配した”DOT”、

スウェット素材のみならずさまざまな生地を接ぎ合わせた”SPLIT”、

どちらもそれぞれの魅力に満ちています。

とりわけSPLITの自由な生地使いは、是非実物をご覧いただきたいものです。

サイズはともにたっぷりとした大容量で、柔らかな生地の質感と相まってリラックスした雰囲気となっています。

この時期の入荷にはなりましたが、基本的には季節は一切関係ありません。
お好きなタイミングで、ご自身のお好きなようにご活用いただければと思います。

オンラインストアはこちらです→ DOT/ SPLIT


Another Orion ~ EEL Products/ オリオンコート

夜空にオリオン座がはっきり見えるようになるのもそろそろですかね。

一方、店頭ではすでに冬の定番、EEL Productsのオリオンコートが並んでいますよ。

代表格の、宵の口の空のようなブルー、

闇夜の如く深いネイビーに

新色のオリーブが

今年の寒季を彩ります。

この静かに澄み切った冬の夜空に溶け込む深く沈んだ色合い、そしてウールにカシミアを混ぜた滑らかな風合いを備えた生地は、まさにオリオンコートの顔です。

ボタンも水牛の角を用いた肉厚なもの。

奥行きのある質感が魅力で、かつ手袋をしたままでも開閉しやすいのもうれしいですね。

こうした素材のみならず、細部まで練られたディテールが泣かせます。

ポケットには温もりのある起毛生地、

袖口には冬の大三角形。

どこを見ても優しく、あたたかな可愛らしいデザインです。

そんなわけでこのコート、基本的にメンズではありますが、正直男性に関してはやや着る人を選びます。
とはいえ汎用性の高いデザインでもありますし、小柄な方や線の細い柔和な方であれば素敵に着こなしていただけることでしょう。

また、女性との相性は抜群です。
ダッフルコートより軽い印象となり、年齢も問いません。

そうした理由につき、当店ではXSとSのみの展開です。

名品の名品たるその所以、是非一度店頭にてお確かめください。

オンラインストアはこちらです→ ブルー/ ネイビー/ オリーブ


おはなしゆびさん ~ handson grip

初年度から当店で手袋といえばのhandson grip(ハンズオングリップ)、今年も当然の如く入荷致しました。

基本的には定番品中心のブランドにつき、抜群の保温性能を誇るオールレザーの看板モデルWander’Boutをはじめ

昨年登場しご好評いただいた、一枚革のビジネス向けモデルFam、

店主も愛用しているソフトシェル×ウォッシャブルレザーコンビの軽快なEasy Breezy、

そして市街地モデルのTrackerといった人気品番を引き続き展開します。

さて、このTracker、実はこの秋にマイナーチェンジが施されました。

軽くのびやかでほどほどに暖かいマイクロフリース素材ポーラテックパワーストレッチボディをベースに、掌に摩擦力が強く滑りにくいマイクロファイバーを用いた基本構造は変わりませんが、指先にご注目。

以前親指と人差し指の先にはスマートフォンなどのタッチパネルに対応した特殊な糸がステッチされていました。

ここを指先丸ごとタッチパネルに反応する素材に切り替えることで、耐用年数が改善し、また操作性も向上しています。

どの型も元から基本設計の精度が高く、すでに完成形なのかと思いきや、このブランドはさらに高みを目指し続けるようです。

来たる冬に備えて、今のうちに是非いろいろとお試しください。

オンラインストアはこちらです→
Wander’Bout ブラック/ タン
Fam ブラック
Easy Brreezy ブラック
Tracker ブラック/ シンダー