ねぇ どうして 涙が出ちゃうんだろう ~ EEL Products/ LOVE ME SHIRT

昔の映画やテレビドラマなどを見ると、俳優さんの衣装にその時代性が如実に表れていて、面白いものです。
当時どんなにトレンディとされていても、いや、トレンディだったがゆえに一層「古いなー」と感じてしまいますよね。

たとえば流行が一巡し、そのころのファッションがリバイバルしていても、やっぱり何か違う。
可愛いな、新鮮だな、とは思っても、そこに漂う時代感は拭えません。

しかし、放送当時のみならずそこから四半世紀経ってもなお、「あれはカッコよかった…」「最高だった」と語り継がれるケースもあります。

某ドラマの主演俳優さんのシャツ姿なんてまさにそれで、当時のトレンディな着方ではないのにも拘わらず、その溢れ出る色気は世の多くの女性を悶絶させました。
昨年特別企画で再放送されましたので、長く綺麗な指で紡がれる美しい手話とあわせて、その佇まいの魅力を再認識した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

EEL Produtsの新作LOVE ME SHIRTは、それを再現したデザインではありませんが、けれどなぜか想起させる、そんな心ざわめくプルオーバーシャツです。

台襟を省いたデザイン、たっぷりとした形状やリネンのやわらかさ、自然な凹凸感などが相まって、肩の力の抜けた佇まいを生み出しています。

製品染めによる、どこかしら哀愁の漂う色調も魅力的です。

生地自体の特性とサイズ感のため風通しがよく、春はもちろん真夏でも快適にお召しいただけます。

まずは一度お試しください。
どう合わせるとかを考えず、ただばさっと被る、それだけの所作が最もこのシャツの魅力を引き出せるはずです。

オンラインストアはこちらです→ グレー/ ネイビー/ キャメル


「シルエット」考

Twitterをご覧の方はご存知かと思いますが、当店ではPeingの質問箱のサービスも行っておりまして、毎日のようにいろいろなご質問を頂戴しております。

そのなかでも昨日いただいたこのご質問にはハッとさせられました。
曰く、

「シルエットが良いとはどういったものでしょうか
〇〇はシルエットが良い!と言われても初心者の私にはピンときません涙」

実にシンプルで、しかし鋭く盲点を突く問いです。

「(この服は)シルエットが良い」、
たしかに何となく使いがちな言い回しではあります。

当店の接客やブログなどでも、無意識的に用いていたかも知れません。

でもたしかに、その「シルエットが良い」とは如何なる状態を指すのか、これを説明するのは甚だ困難です。
すなわち、説明できないような言葉で説明していたということになりますよね。
そこに気づいてしまった以上、もはや放置はなりませぬ。

そう容易く明解な答えがでるものでもありませんが、せっかく素晴らしい思索の機会をいただきましたので、足りない頭と乏しい語彙を使って考えてみることにします。

まず、「シルエットが良い」から定義づけていきましょう。
これは、輪郭の造形美に優れている状態と言えそうです。

次に、服によるその輪郭や造形に対する好印象とはどのようなものを指すのか、これは2通り考えられます。
A. 着用者を主体とした造形美
B. 服を主体とした造形美

Aは、いわゆる「スタイルをよく見せる服」の結果です。
たとえば脚が長く見えるパンツなどがここに含まれます。
バブルのころによく見た、肩幅の大きなジャケットが描く逆三角形のファッションもこれですね。
頭を小さく、脚をすっきり見せ、そして着用者を大きく感じさせる視覚効果があります。

一方Bに関しては、着用者の肉体は服の芯に過ぎません。
その芯が纏う服の形状が生む視覚効果を重視します。
たとえば着物なんかはここに含まれるのではないでしょうか。

どちらも着地点としては「シルエットの良さ」を実現していますが、「シルエットの良い服」というのは、Bを齎す服なのではないかと思います。

Aに対する評価は、あくまで着用者の肉体の輪郭を主体とします。
そして、たとえば「脚が長い」とか「顔が小さい」とかは、(その時代の価値観に則った)肉体の造形美であり、衣服そのものを評価するものでもありません。
何なら、そうした「スタイルが良い」とされる要素を備えた人物の裸体も並べて同じように評価が可能です。

一方でBに関しては、たしかに肉体を伴うものの、しかし依存度は低い(後述しますが、ゼロではありません)。
あくまで、着用した際にその衣服を主軸としてどのような視覚効果を発揮するのか、そこに着眼が置かれます。

「シルエットの良い服」を言い換えると、「(この)服はシルエットが良い/(この)服のシルエットが良い」となります。
この想定に着用者の肉体は存在せず、あくまで主語は名詞「服」ないし名詞句「服のシルエット」となりますから、この表現をみても、それはAよりもBのための服の意味が強いと判断してもよさそうです。

では、このBを見据えて考察を進めていきましょう。

まず注意すべきは、前述BはときにAでもあり得るということです。
例えば、これもパンツを例に出しますと、「脚が綺麗に見える」。
肉体の上に纏わる衣服がもたらす輪郭の造形美とともに、それを着用する肉体の造形美も実現した状態を表しています。
ですから、服を主体とし、その比重をいくら高めたとしても、衣服の芯たる肉体の存在を完全に無視して考えるわけにはいきません。

先ほど例に挙げた着物は、もちろん単体で見ても美しいのですが、しかしそれはあくまで物体としての美であり、着物を着たときの美しさとは異なるものです。そしてBの造形美とは、着用時の美を指します。
すなわち、服単体を見たのみでは、その造形美を真に判断することはできないと言えます。

次に、芯である肉体の役割を見ていきます。

言うまでもなく人の肉体には個体差が存在しますから、それを芯とする以上、肉体+服が生む造形美にも個体差が生じます。
着物のようにフレキシブルな構造をもたない洋服に関してはとくにその美的な差を縮めるのが服作りの妙技でして、デザインもそうですし、パターンワークや縫製技術の腕の見せ所です。
この技術点の高さもまた、「シルエットの良い服」には欠かさざる条件でしょう。

とは言え、いくら技術を駆使した服であっても、サイズがまったく合ってなかったり、服の構造そのものが肉体とあまり相性がよくなければ、Bの造形美は生まれません。
それはA軸で判断されるような肉体美そのものを問う話ではなく、その肉体がその服に適しているか否か(同時に、その服がその肉体に適しているかも)が重要です。
ですから造形美を判断するにあたり、この相性が適切であるという前提は必要となります(もちろん、これに加えて綺麗に着るための技術なども大切ですが、ここまで踏み込むと話が複雑になりますから、今回はいったん置いておきます)。

この肉体との相性を最低限以上クリアした状態であらためて服に戻りますと、ある程度の個体差を技術でカバーしたその服が、いよいよ「シルエットの良い服」として見え始めてきました。

一度まとめてみましょう。
・「シルエットの良い服」というのは、いわば「服を主体とした造形美」に優れた服のことである
・服を主体とした造形美を生み出すには、芯である肉体の存在は前提となる
・その服がある肉体に重なった総合的な状態に生まれる輪郭が、造形美の評価の対象となる
・肉体の個体差による造形美のブレを縮めるには、服と肉体との相性と、服そのものの対応力、両方が求められる
・この対応力に優れ、そして着用時に望ましい造形美を生み出せるものが、一般的に「シルエットの良い服」と称される

さて、この「造形美」の価値基準がときに永遠不変なものではなく、時代とともに移ろい得るものであり得ることも忘れてはなりません。
この無常の流れによってある時代に収まり旬を迎えた価値観が「トレンド」と呼ばるものと繋がっていきます。

ゆえに、「シルエットの良い服」もまた、「こういうもの」だとはなかなか具体的に絶対性をもった定義づけができないものです。
「”シルエットの良い服”と言われてもピンとこない」のには、こうした移ろいやすさも起因していると思われます。

また、造形美を造形美として判断すること自体、実はある程度の修練を要します。
いわゆる「目が肥える」とされる状態ですね。
しかし、そうして磨き続けた審美眼は、そのときそのときのトレンドを知識として知っておくこと以上に有用で、服を着る行為をより豊かに愉しくしてくれるはずです。


鏡の中のマリオネット ~ ASEEDONCLOUD/ Map shirts

ASEEDONCLOUD最大の特徴といえば、毎シーズンの服作りのもととなるオリジナルストーリー。
新しい季節が訪れるたびに楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

この春夏の”Shinshido(心師道)”は、桜にまつわる物語です。

灰を撒き枯れ木に花を咲かせたことで名高い、花咲か爺さん。
そもそも花を咲かせたのはおじいさんではなく、殺された犬の能力あってのことでしたので、当然その子孫たちは同じような奇跡を起こすことはできませんでした。

しかしその代わり、大道芸や喜劇をもって人々を楽しませる仕事に、代々就くことになります。

ところが10代目を継いだ人物は人見知りで、人前に出るのが大の苦手。
ただ、彼はとても優しい心の持ち主でした。

ところで桜には寿命があり、たとえばお馴染みのソメイヨシノは60年です。
必定の運命として朽ち果てていく桜の木に、10代目は真摯に向きあい、自らの手で伐採し、新しい苗木を植え育て、森の中で桜を咲かせ続けていました。

そしてその切り株を舞台として、人から見えない樹上からパペットを操り(人見知りですからね)、多くの人々の心に花を咲かせたのでした。

いつしか人は彼をこう呼ぶようになります。
“心師(しんし)”と。

そんな心師が桜を育てる作業時に着ているシャツが、このMap shirtsです。

AEEDONCLOUDではちょっと珍しい、ゆったりとしたサイズ感のセミロング丈シャツで、

経糸に綿、緯糸に綿/リネンの糸を用いて織ったのちに染色と塩縮加工を施した生地で仕立てられています。

塩縮加工により全体的に自然な程よいシボが生まれ、表情に深みが加わっただけでなく、蒸し暑い季節でも肌にべたべたとまとわりつきにくくなっった生地です。

さて、よく見ると左胸に謎の刺繍が。

実はこれは鏡文字となっていて、心師の住居周辺の地図が描かれています。
パペット劇場だったり、ハーブ園だったり、兎の生息地域だったり…兎は、桜の苗木を食い荒らす、いわば天敵のような存在なんですね。

手鏡を見ることによって、着用者は胸のこの地図を読み取ることができます。
そしてこの地図に、桜の分布図を書き加えていくわけです(そのためか、胸にはペンを挿せるポケットも用意されています)。

左胸の内側には、その手鏡を収めるポケットが設けられています。

想像を超えて実用面を意識した仕様が盛り込まれていることに、驚かされます。

ファンタジーであってもそうした細部をおろそかにしないのが、ASEEDONCLOUDの服作り。
その魅力は深まるばかりです。

オンラインストアはこちらです→ グレイッシュグリーン/ ベージュ


風がやさしくつつむ ~ HAVERSACK/ クルーネックリネンカーディガン

あっという間に3月。
陽射しも風も、はっきりと感じられるほどに、冬から春のそれへ移り変わり始めました。

となると、自然とリネンが気になってくるもの。

上等なリネンを贅沢に使ったこのカーディガンは、HAVERSACKならではのアイディアに満ちています。

ざっくりした表のニット地と、なめらかなハイゲージニットの裏地(これもまたリネンで編まれています!)を合わせた、上着のような仕立てで、

袖を捲れば軽快な2トーンを愉しめます。

本体の素材を引き立てる、表情豊かなナットボタン。

両脇にはひっそりとポケットが設けられています。

HAVSERSACKのニットにしては珍しくゆったりしたサイズ感で、生地のとろみや柔らかさ、心地好さを存分に味わえます。

すでにお買い上げいただいているお客様からも絶賛のお声を頂戴しており、より自信をもってお薦めできる逸品です。

これから夏にかけて活躍間違いなしの洒脱な一枚、是非今のうちにお手元へ。

オンラインストアはこちらです→ トップベージュ/ カーキ


君に届けてあげたい ~ tilt The authentics/ 2B Tailored Jacket

生活様式の変化に伴い、正直ジャケットの需要は落ちてきています。
が、だからといってジャケットそのものの価値が下がるわけでなし、美しい一着はトレンドや必要性を超越した悦びをもたらしてくれるものです。

あまりに閉塞感が強いこんな状況だからこそ、そうした服の高揚感というものがいま一度見直されるべきなのかも知れません。

tilt The authenticsの新作は、「世の中の空気」を切り裂く力強さを帯びています。

ほどよい薄さのコットンヘンプギャバジンを用いた一枚仕立てで、生地の原反の段階で揉み洗いが施されているため、しっとりとしたソフトな肌触りとなっています。

クラシコイタリアを彷彿させる高めのゴージライン、

前振りの袖や

いまちょっと新鮮なサイドベンツなど

基本設計は本格的なテーラードジャケットと同様でありながら、裏地や前身頃の芯地を抜いた簡素なつくりで構築することで、きりりとした緊張感と軽くやわらかな着心地を両立させました。

なお、こちらのジャケットは、先日ご紹介したパンツと同素材を用いておりまして、

セットアップでお召しいただくことも可能となっています。

肩の力はあまり入れたくない、けれどちょっと気取った春の装いを愉しみたい、なんてときには最高の組み合わせですね。

オンラインストアはこちらです→
2B Tailored Jacket ブラック
i Tuck Trousers ブラック


新しいStepで ~ Olde H & Daughter/ ANKLE SOCKS

さながらゴールデンウィークのような暖かさに、今が2月ということを忘れてしまいます。

また水曜あたりから寒が戻るとは聞いていますが、春の装いへの気分は加速するばかりです。

足元も、厚手のウールから薄手の明るい靴下へ、少しずつ変えていきたくなりますね。
ちょうどいいタイミングで、Olde H&Daughterの素敵な彩りが届いていますよ。

まず色目から、足取り軽くなるようなものばかり。

春の光を照り返す純白”パール”、

落ち着いた”タバコ”、

フルーティーな朱色”ハンティングピンク”、

鴨の羽色からとった青緑色”ティール”、

夕暮れ時を思わせる”ダスキー”。

どれにしようか迷わせてくれます。

OLDE THINGSが手掛けるブランドですから当然素材、作りは完璧。

化繊を入れずスーピマコットンだけで編み立てられた生地は、Olde Homesteaderの定番と比べると薄手で、さらりとした軽い穿き心地となっています。

全体的にはやや短めの、足首くらいまでの丈で、一般的な靴下よりもリブの割合が多いバランスです。

このリブがまた、締めすぎず緩すぎず、適度なポジションでフィットしてくれるすぐれもの。
着用、洗濯を繰り返してもへたりくい、意外なまでの耐久性も見逃せません。

爪先のリンキングは足に違和感を与えないよう、ごくフラットに仕上げられました。

後部は立体的な構造で、足の踵をやさしくすっぽりと包み込みます。

一足一足専用の紙箱に収められているのも、Olde H&Daughterならではの気遣い。

“FOR HER”(女性向けフリー)、”FOR HIM”(小さめ~普通程度の足の大きさの男性向け)の2サイズ展開です。
Olde Homesteaderが穿けなかった足の小さな女性の方にも、ついにこの魅惑のフィット感を提供できるようになりました。

ブランド立ち上がりからまだ一年も経っていないのが信じ難いほどの、この圧倒的完成度。
Olde H&Daughterの今後に、期待も高まるばかりです。

オンラインストアはこちらです→ パール/ タバコ/ ハンティングピンク/ ティール/ ダスキー


雪が溶けて川になって流れて行きます ~ niuhans/ Organic Cotton Crew Neck LS Sweater

気がつけば2月も残り一週間余り。
おもての空気の匂いや光の強さをみても、だんだんと冬のそれではなくなってきました。

ということで店頭から冬物は引きまして、完全に春仕様へと入れ替えております(冬物や2月までの期間限定セール対象商品は裏にございますので、ご希望の場合はお声がけください)。

そんな春めき浮かれた店頭のなかでも、お客さまより「オッ、春だね」とダイレクトな反応をいただくことが多いのが、niuhansの新作コットンニットです。

何といっても、この清涼な、澄んだ色。

ほんのり赤みがかったライトベージュ”クリーム”、

青みの強い薄灰色”パールグレー”、

そして不思議と冷たさと暖かさが両立する”プラチナ”。

どれも来たる季節を想起させる美しい調子で、見ているだけでも心躍ります。

さらりとした肌触りとモチモチ感を兼ね備えたニット地は、着心地も抜群。

これだけでもじゅうぶん過ぎるほど魅力的ですが、なんとこのニット、糸に特殊な加工が施されており、撥水性能まで備えています。

しかもかなり強力。

手洗いも可能で、そう簡単には加工が落ちたりはしないとか。
最近の技術の進化には驚かされますね。

まさに才色兼備な一枚です、頼もしき春の相棒として是非お役立てください。

オンラインストアはこちらです→ クリーム/ パールグレー/ プラチナ


ポケットいっぱいの秘密 ~ HAVERSACK/ ダブルポケットシャツジャケット

疫禍にも促されたか、昨年から今年にかけて急速に社会に変化が起きているのは言うまでもなく、たとえば服の選び方ひとつにしてもオンやオフといった概念すら薄れてきているようです。

そしてジャケットとかそういった服のつくりを基にした区分もだんだんと曖昧になってきて、わかりにくくも面白い状況になっています。

少し前なジャンルがはっきりしなくて使いづらいなどと言われがちだったシャツジャケットのような服は、ここに来てその存在感を増し始めました。

米軍M1943フィールドジャケットを再構築したHAVERSACKの新作は、ただジャンルレスであるだけでなく、フレッシュな衝撃も打ち込んでくれる一品です。

本体に使用されているのはコットンヘリンボーン。

しっかりした剛性と意外なほどのしなやかさを併せ持っています。

そこに重ねられた、肩から伸びた謎のマチ…

同じくマチが設けられた胸のポケットと重なっています。

そう、この肩からのパーツそのものが、ポケットになっているというわけです。

つまり胸のポケットは二重。
胸部だけで大容量を実現してしまいました。

なお、この肩からのポケットと胸のフラップ付きポケットのみ、コットンポプリンを使用しています。
控えめながら異素材コンビでもあるということですね。

荷物をあまり持ち運ばないという方はもちろん、春に汎用性の高いライトアウターをお探しの方全般にお薦めできる、ユニークにして完成度の高い逸品です。
ハバーサックにしてはやや肩幅を広く取った形状で、いままで以上にさまざまな体型の方にお楽しみいただけます。

この週末は暖かくなり、春物を探すにはいい気候となるようです。
どうぞ店頭にてお試しを!

オンラインストはこちらです


ユーディーの… ~ EEL Products/ アトリエシャツ

あたたかな週末から一転、急激な爆弾低気圧の誘う篠突く雨に唖然とします。
しかしそれでもそこまで冷え込まなかったのは救いでしたね。

幸い明日からはまた天気も回復するようですから、じたばたせずにそれを待つことにしましょう。
先日の地震の被害を受けた東北への雨の影響が軽微であることを祈りながら…

さて、来たる季節の予感が濃くなるにつれ店頭で動き出しているのが、シャツです。

とりわけEEL Productsの定番であるアトリエシャツは、いまから気軽に取り入れられる春のしるしとして注目を集めています。

今回の素材はインド製のマドラス。

非均一で素朴な風合いは、肌離れのよさとからりとした清涼感をもたらします。
ややゆったりとしたシルエットも風通しがよく、春のみならず夏でも快適にお召しいただけるはずです。

背中のロッカーループがどことなくアイビーを匂わせ、ともすればシャビーな印象に陥りがちなバンドカラーシャツをリアリティのある服として整えてくれています。

どう合わせるとかは語るだけ野暮なシャツゆえ、お好きなように、気持ちよく楽しんでください。

オンラインストアはこちらです→ サックスマドラス/ グリーンマドラス


あんたのバラード ~ niuhans/ Compact High Twisted Cotton Linen 3B Jacket & Atelier Jacket

麗らかな陽気です、きょうは冬物の外套も一休みといったところでしょうか。

まだ完全に油断はならないとしても、こうした日はこれから少しずつ増えていきそうです。

となれば、春の上着の出番もそれに伴うはず。

たとえばniuhansから届いた新作ジャケットなんて、まさにこれからの季節にぴったりですね。

コットンとリネンを用いて高密度に織り上げたツイル地は、剛性と柔らかさの絶妙な調和、そして適度に粗野な風合いによって、何とも軽やかな気持ちを引き出してくれます。

いわゆる一般的な3つボタンのテーラードジャケットを下敷きにしてはいますが、よく見るとパッチポケットはワークウェアさながら。

横一文字のステッチは表面的な意匠ではなく、ポケット内側下部の補強布を固定する実用的ディテールです。

この武骨な素材、仕様をもってしても、niuhansの柔和な特徴は損なわれることなく、まろやかな肩の曲線などによって、着たときにはむしろ繊細な印象すら与えます。

なお、今季はこの同じ素材を用いて定番のアトリエジャケットも展開しています。

こちらも肩が実に優しく、さらに比翼仕立てになっていることもあって、ワークウェアの野性味のようなものはまったく感じられません。

この型でなおかつエルボーパッチまでついているのに、ここまで男臭さを消せるというのは見事なものです。

どちらの型にもそれぞれの魅力があり、甲乙つけ難い出来栄えですから、あとはもうお好みや用途にあわせてお選びいただくしかないでしょう。

あまりに控えめであるがゆえ単品では伝わりにくいその実力、是非一度袖を通して体感してみてください。

オンラインストアはこちらです→
Compact High Twisted Cotton Linen 3B Jacket キャメル
Compact High Twisted Cotton Linen Atelier Jacket オフホワイト/ ネイビー