FACYにて私的プレイリストを公開しました

おなじみのFACYプレイリスト企画。

5回目となるとさすがにお題に苦しみ、twitterにて募集したところ、有難いことに次々とご提案いただけました。

そこで今回はその中から、『春の暖かく晴れた日中に店内で流したいBGM』『一日の終わりにリビングでリラックスして聴きたい曲』とのご要望を採用し、新緑の季節に室内で心地好く聴ける曲をリストアップすることにしました。

お店のプレイリスト|仲町台Euphonica vol.5「新緑とグッド・ミュージック」- FACY MEN

記事中でも触れていますが、twitterのお陰で次回もネタに困らずに済みそうで、助かります。
有難いことです。

それでは、どうぞごゆっくりとお楽しみください!


恋は不思議色 ~ ZDA/ Marahon 2300FSL

スロバキアから陽気な春風が吹いてきました。

奇想天外なカラーリングで人気の2300FSLが、今年も仲町台を騒がせに来ています。



危うい配色のみならず、復刻元があやふやであったり、いろいろと不穏な要素を抱えながら、結果としてそれらが絶妙なバランスを構成し、他に類を見ない独特の力強さを発揮している靴です。

当店のうるさ方のお客様を魅了して止まないこのモデルに、このたび新たな悪友が加わりました。



見るからに遅そうなランナーのイラストに、

まったくベンチレーションの役目を果たしていない謎鳩目。

それでいて靴自体はとてもきちんと作られており、親指の爪が当たる部分は流麗に補強され、

素材の風合いをそのまま活かしたハニーカラーのアウトソールは、グリップ性以上に弾むような接地感覚が癖になります。

このアウトソールに肉厚な二重構造のEVAミッドソールが合わさることで、快適な履き心地を実現しました。

こうして部分部分を見れば珍妙極まる色遣いではありますが、いざ履いてみると拍子抜けするほどまとまりがよく、うるさくなることなく装いに軽快さをもたらしてくれるのだから、まったく油断なりません。

どちらも男女サイズともにご用意しました。

まずは一度、実際にお試しください。
新鮮な衝撃に、きっと驚かれるはずです。

オンラインストアはこちらです→ アイス×ブルー/ アイス×ライトベージュ×ハニーソール


はしらのきずは おととしの ~ KIMURA/ narrowing cardigan & narrowing long cardigan

全国の熱狂的ファンの皆様、お待たせしました。

KIMURAのこの春夏の新作の第一便が、ようやく到着しました。

このたび届いたのは、narrowing cardiganのシリーズ。

目移し(針にかかっているループを他の針に移すこと)によって編み目を減らし、生地の編み幅を部分的に狭くすることでパーツの形に編み立てる、ニットに用いる技法である「ヘラシ」(narrowing)をシャツの構造にて独自解釈、すなわち裁断、パーツの縫合でなく極力成形によって服を構成する部位を形作る、そんなKIMURA独自の技が光る、同ブランドの誇る名作にして当店の絶対的な定番です。

まずは、ハリの強いタイプライターを用いた新色、無地のネイビーのカーキ(オリーブ)。



何年も展開していて無地のネイビーが新色というのも凄い話ですが、そこはKIMURA。
デザイナーである木村さんの思考は我々の想像の範疇などに収まりません。

しかし、ここに来て発表されたこの2色は、その穏やかな使いやすさゆえに、今までのKIMURAとは一味違う新鮮さすら感じさせます。

使用されているタイプライターは、やわらかな生地使いを得意とするKIMURAではたまにしか出てこない素材ですが、これはこれで伸縮性をもつパイピングが生み出す服の円みを見事に引き立ててくれます。

ジャンル不明の服ながら軸はシャツということなのでしょう、前立ての裾はクラシックなドレスシャツを踏襲し、山型のステッチで折り返しています。

ちなみに、今回からタグの縫い留められ方が変更されました。

以前はタグを四角く縁取るようにミシンで縫われていたところ、角4点を手縫いで留めるという、文字通り手のかかる方式となっています(ちなみに、ブランドとしては今回が初ではなく、もとは5needles/split raglan sleeve20needles/ set-in sleeveには採用されていたつけ方です)。
木村さんのマゾヒスティックな美意識が窺えるところです。

お次は、narrowing cardiganシリーズと言えばのストライプ。

美麗な配色のストライプ柄にうっとりするような肌触り。
昨年から一部モデルに採用されているイタリアTESSITURA MONTI社の生地は、シャツの格を一段階引き上げてくれます。

柄に合わせたイエローのパイピングがまた憎いですね。

そして最後に、こちらは新色でなく新作となります。

narrowing cardiganの基本的なディテールをそのまま引き継ぎ、裾丈を伸ばした、ロングカーディガンの登場です。

このモデルではフィンクスコットンを採用。

なめらかなとろみを持つこの生地を贅沢にふんだんに用いることで、narrowing cardiganの新しい魅力が発見されました。

カーディガンとしてはもちろん、羽織ものとしての要素が強まりましたから、初夏から夏にかけて、コートの代わりとしてさらりと纏ってもみたいものです。

シーズンを重ねるたびに、マンネリに陥るどころか切れ味を増す一方のKIMURA、この春夏も目の肥えたファンの方々を唸らせることは間違いないでしょう。

オンラインストアはこちらです→
narrowing cardigan ネイビー/ カーキ/ イエロー×ブルー ストライプ(MONTI)
narrowing long cardigan ブラック


蘇える金狼 ~ HAVERSACKの復刻ジャケット受注開始のおしらせ

唐突な見出し画像に、いくら最近涼しいと言っても貴様それはないだろうと思われたかも知れません。

しかしこれにはわけがございます。
少々お付き合い願えますでしょうか。

思い返せば2017年の秋、大反響を賜ったジャケットがありました。
2色ともに瞬く間に売り切れ、メーカーから海外輸出用の在庫を譲り受けて補充したもののそれもすぐ完売。

その後も毎年秋になると、あのジャケットは復活しないのか、同じようなものはないのか、と、当時を知るお客様方からご要望をいただいていました。

そこで、先日展示会に出たとき駄目元で相談してみたところ、ひょっとすると生地が若干残っているかも知れないとのこと。

まさかの回答に涎をぬるぬると垂らしながら復活可能かどうか詳細確認をお願いした結果、めでたくも同じものが蘇ることとなりました。

そのジャケットが、こちらです。

迫力ある生地は、極限まで打ち込み密度を高めて織られたツイード。

糸は英国内で紡績されており、じっくり時間をかけて水にくぐらせることで羊毛の本来備えている脂分を閉じ込めています。

この脂分と打ち込み密度により、特別な加工を施さずとも汚れや水をある程度弾く生地が織りあがりました。

いまどきなかなか見ないほど重く、硬く、ごわつく生地ですが、そのぶん耐久性や防寒性は抜群。
タフな相棒として、長く愛用できることは間違いありません。

この重厚な生地と好対照なのが、軽快な構造です。

肩パッド等は省略されたうえ綿素材の裏地は背抜きに留められ、

袖口はボタンのない筒状となっています。

このライトなつくりとHAVERSACKならではの立体的な仕立てが合わさり、驚くほど軽く、心地好い着心地を生み出しています。

さて、これほどまでに魅力的なジャケットではありますが、前述の通り残反を使用するため、生産できる数には限りがあります。

ご紹介したサンプルのカーキ(という名のミックスブラウン)、それと前回ご紹介する間もなく一瞬で巣立ってしまったチャコール。

両色ともに、限定4着ずつのみです。

本日4/12から店頭にて受注を開始し、5/9(日)で締め切りとなります。
もちろん、その前でも規定枚数に届き次第オーダー終了しますので、ご了承ください。

価格は税込で58300円(代金は受注時にいただきます)、納期は9月前後を予定しています。

サイズ展開はS~L。
Mのサンプルが店頭にございますので、サイズ確認の目安にお使いください。

これから暖かくなる時期ではありますが、こんな機会はそうそうありません。

どうぞお見逃しなく!


いちご水を入れた透明なビン それを突き抜けた光が ~ Rencontrant/ 12G LS CN PAPER

ここ数日は風がきりりと冷たく、夜などはすわ冬の帰還かとおののくばかりですが、それでも陽射しの強さは確かに春のそれであり、そして初夏がそう遠くないことも教えてくれているようです。

そのためか、スプリングコートなどの上着と並び、Tシャツや薄手のサマーニットをご覧になる方は確実に増えてきています。

気がつけば残り一枚となってしまったこのニットのご紹介を、急がねばなりません。


鮮烈ないちご色が瑞々しいこの編地は、ポリエステルと和紙が用いられています。

薄くて風通しが良いだけでなく、さらさらと乾いた肌触りで、肌離れがよいため、初夏から真夏に至るまで快適に愉しめます。

襟周り、袖口、裾のリブの端はレースのように透かしが入り、甘ったるくない程度に柔和な印象が生まれました。

男性用のニットであるにも拘わらず女性のお客様がご覧になることも多いのは、この中性的な雰囲気によるものかも知れません。

こんなに素敵な色でありながら、なんと当店しかオーダーしなかったらしく、実質当店エクスクルーシブ(大袈裟…)となっています。

このブログを書いている時点ですでにLサイズ一枚を残すのみ。

気になる方は、どうぞお早めに。

オンランストアはこちらです


勇気の鈴がりんりんりん 不思議な冒険るんるんるん ~ EEL Products/ SUN PANTS BAKER

ベイカーパンツには不思議な魅力があります。

正面に堂々と貼り付けられた大きなポケットに、フラップつきのバックポケット、そしてバックサテンのくすんだ色。
お洒落とか洗練とかとはまた違う、道具ならではの心地好さは、時代やトレンドを完全に超越しています。

しかし、このバックサテン、タフなのはいいのですが、そんなに厚手でもないわりに、真夏にはちょっと暑いんですよね。

それでも我慢して穿くか、あるいはいっそ涼しいものを作ってしまうか。
EEL Productsのデザインチームは、後者を選びました。



その名もSUN PANTS BAKER。
ただの薄手のベイカーではなく、夏の定番SUN PANTSをベイカー仕様にした、ハイブリッドモデルです。

さらりとしたタイプライター生地にベイカーパンツならではのディテールを載せ、

背面のみにゴムを配し、実質的にイージーパンツとしています。

軽く涼しい穿き心地、シャツでもTシャツでも軽快な装いであれば難なく対応してしまう汎用性、初夏から真夏にかけて大いに活躍するであろう一本です。

まだ涼しい今のうちに、どうぞお手元へ。

オンラインストアはこちらです→ ベージュ/ オリーブ


真を込めて尽くしたあとの あとの一手が値打ちを決める ~ Handwerker ASEEDONCLOUD/ HW collarless shirt

毎シーズンご好評いただいておりますHandwerkerのノーカラーシャツが、今年の春も届いています。

ピンポイントオックフフォードやストライプ柄のタイプライターなど、過去さまざまな素材で展開されてきましたが、今回用いられているのはコットンのバリエーションではなく、リネンです。



40番手のリネン糸で織り上げ、染色後に優しく叩きほぐすことで、清涼な通気性はそのままに、ふんわりした風合いを生み出しています。

デザイン、サイズ感の変更はほぼありません。
洗濯可能な紙パッチもいつも通り。

さて、前文で「ほぼありません」と述べたのは、ここが今回から新しくなったからです。

判りづらい画像でたいへん恐縮ですが、いちばん上のボタンのみ、Handwerkerを表す”HW”と、”lehrling”の文字が刻印されています。

ここでちょっと脱線し、ドイツのマイスター制度について簡単な説明を。

中近世のドイツでは、職人が各地のマイスター(Meister:親方)を訪ね歩く遍歴修行の旅が行われていました。

こうした遍歴は14世紀にはすでに行われていたようですが、それが職人の義務とされたのは15世紀に入ってからで、16世紀には全国的に広まり、1731年にはドイツ全域にわたって法文化されたとか。

そもそもは各都市に於ける人口増加と都市経済の規模が頭打ちになったことに端を発します。
各都市のツンフト(Zunft:手工業職人ギルド)が親方株を一定数に限定し、それでも毎年修行を終えた職人の数は増える一方だったため、親方に並ぶ腕を持つ職人でもマイスターになれない、つまりどんなに修行に勤しんでも将来の見通しが立たないといった事例が増えていきました。

ツンフトはマイスターを中心とする絶対的なヒエラルキー構造の組織で、職人や徒弟にはじゅうぶんな社会的地位が認められていませんでした。
当然のことながら、そんな支配下のまま将来への道を断たれた職人たちは不満を感じ、マイスターとの対立が生じるわけです。
こうして鬱憤を抱えた職人たちが街に溢れるのは一般市民にとっても治安上望ましいことではなく、この対立はいつしかマイスターと職人だけの問題ではなくなっていきます。

そこでこの遍歴システムが考え出されました。
つまり修行を終えた職人が親方承認審査を受ける前に数年にわたり各地の同職組合を廻り、現地のマイスターの下で経験を積む、ということです。
この職人の流動は、親方への昇進を延期或いは阻止しながら、不満を抱えた職人の過密化を解消するだけでなく、経済発達中の地域への労働力の一時的補強につながり、当初はかなり有効な手段となりました。
また各地の職人の交流によって、言語、民俗、文学などの発達にも大きく寄与したようです。

しかし、やがてこの遍歴職人でさえ増加に伴い就労率が下がり、またツンフトそのものも独占的な性質を保ったまま腐敗して、崩壊への道を歩み始めます。
そこに起きたのが産業革命。
急速な工業化は社会構造をがらりと変え、営業自由実現の気運が高まっていきます。
そしてついにこのツンフト制度は、1869年の営業条例によって廃止されました。

一方で、手工業従事者たちは滅びかかっていた同業者組合イヌング(Innung:工業会議所)を発展させ、1897年の手工業保護法によって公益法人として手工業会議所を発足、正式に資格証明制度を導入します。
ここでマイスターのみが見習いに指導できることや、独立して事業を開始できることなどの決まりをあらためて定めました。
その後、社会の変化などに応じて改正を重ね、現行の制度へと引き継がれています。

現在マイスターの資格は手工業マイスターと工業マイスターの2種類に分かれ、ドイツを支える重要な柱として、その称号を得た多くのプロフェッショナルたちが活躍しています。

もちろん、いまもマイスターの資格を取るためには、何年も修行して多くの経験を積み、厳しい試験を乗り越えなくてはなりません。
また何より、ゲゼレ(Geselle:職人)の資格が必要となります。

まず最初はみな、レアリング(Lehrling:見習い)と呼ばれる段階からスタートします。

職業訓練コースの中等学校であるミッテルシューレ(ドイツでは基礎学校を卒業する10歳で進路を決め、大学に行くのか、企業での一般就職を目指すのか、職業訓練を受けて専門職として働くか、この選択によって進学する学校が分かれます)卒業後16歳より始められますが、18歳くらいが多いそうです。

そして約3年間の実習期間中に、企業などで勤務しながら専門的な実技を学ぶのみならず、簿記、そして一般教養や外国語会話、政治や宗教学など、社会人になるための基礎講座を履修します。

ちなみに、これらの授業料はすべて税金でまかなわれ、逆にお小遣い程度の賃金も貰えます。
経済環境が教育環境に直結しがちな我が国とは違いますね。

その後、職人になるための国家試験(筆記と実技)に合格して、ようやくゲゼレを名乗ることが許されます。
マイスターへの道は、遠く、嶮しい…

さて、読み飛ばした方も多いかと思いますが、このマイスター制度の説明のなかで触れたlehrling。
ボタンに刻まれていたのは、見習いを表すこの称号です。

そして、品質表示タグに縫い留められたスペアボタンには…”geselle”の文字が。

つまり、ボタンがとれるほど着こんで、スペアボタンを使うころになれば、ようやくこのシャツもゲゼレに成長しているというわけです。

まさしくHandwerker(手工業者・職人)ならではの密やかなユーモアが、ここに込められています。

オンラインストアはこちらです→ ブラック/ オフホワイト

参考文献
阿部謹也『中世を旅する人びと―ヨーロッパ庶民生活点描』ちくま学芸文庫
藤田幸一郎『18世紀ドイツの職人遍歴』一橋論叢(1991-06-01)
後藤俊明『ドイツ第二帝制におけるイヌンクの再編成』經濟論叢, 122(5-6)(1978-12)


ぼくも帰ろ おうちへ帰ろ ~ LUNGE

暖かくなれば散歩も楽しくなるもので、となると何よりも歩きやすい靴の必要性が増していくわけです。

“HOME OF THE FEET”を自ら称し、当店でも「歩きやすい靴」の代名詞的存在であるLUNGEが入荷したのがちょうどつい先日のこと、何て素晴らしいタイミングでしょう。

まずはInteger Walk Reboundの、当店では初展開となる配色”ダークグレー×ウィート×グレー”。


マイクロファイバーのアッパーは、型崩れしにくくしっかり足を固定してくれるのに、なぜか圧迫感がありません。

通気性、排湿性にも優れているため、長時間の歩行でも蒸れず、マメの発生も防いでくれます。

そしてポリウレタンを用いた自社開発のミッドソールは、その名が示す反発力だけでなく、スポンジのようなクッション性を備えています。

アウトソールは舗装路に向いた仕様です。

素材自体が耐摩耗性に優れているうえ、減りやすい踵の外側部分がやや厚くなっている、この控えめな気配り。

以前入荷し、すぐに完売してしまったシルバー基調の配色も、今回追加入荷致しました。

このReboundに加え、同じくInteger WalkシリーズのCushionも届いています。

昨年末ごろからお問い合わせの増えている、”リコリス(オールブラック)”。

そして同じくリコリス配色で、レディースモデルも入荷しました。


かつてLUNGEの定番として長く愛されたAdagioの後継機種Classic Walkです。

こちらはIntegerシリーズに較べ、安定感を重視した構造となっています。

ところで、ご愛用者の方にはお馴染みですが、LUNGEの極上の履き心地のひとつの大きな要素が、中敷”Feetaly”です。

ラテックスで足の形に沿って一体成型され、破格のクッション性とサポート力を生み出しています。


その快適さゆえに、「ついつい履きすぎて、どうしても中敷が傷むんだよね」というお客様の声がちらほらと届いていたため、スペアの中敷の販売も開始しました。

LUNGEの靴はもちろん、他社の靴の中敷と交換して履き心地を向上させてしまうのも手です。

ますますラインナップの充実したこの春のLUNGE、お待ちいただいていた方も少なくなかったようで、すでに一足また一足と巣立ち始めています。
どうぞ、この機会をお見逃しなく。

オンラインストアはこちらです→
Integer Walk Rebound ダークグレー×ウィート×グレー/ シルバー×スノー×ホワイト
Integer Walk Cushion リコリス
Classic Walk W リコリス
Feetaly Insole


FACYにてHAVERSACK ATTIREのコートをご紹介いただきました

FACYの本日公開の記事にて、HAVERSACK ATTIREのミノテックスフィッシュテールコートをご紹介いただきました。
有難うございます!

【突撃!巷の隠れヒット品番】〈ハバーサックアタイア〉のミノテックスフィッシュテールコート(仲町台Euphonica) – FACY MEN

実際、人気品番につき、現時点で残り在庫も一点のみとなっています。

気になる方は、どうぞお早めに!


袖ぬるる 泥とかつは 知りながら 下り立つ田子の みづからぞ憂き ~ HAVERASACK/ 泥染リネンノーカラージャケット

4月になりました。
多くの人にとって、新しい環境、新しい生活の始まりの日です。

長らく空いたままだったお隣りの物件にはなかなかに存在感の強い不動産屋さんが入られ、仲町台の景観も変化とは無縁ではいられないようですが、当店は相変わらずのんびりと営業しておりますので、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

さて4月ともなれば暖かさも増し、薄い羽織ものの出番が増えてくるころでしょう。

シャツなどの上にさらりと纏えば、清々しい風を適度に防いでくれる、そんな一枚がうれしくなります。

たとえばハバーサックのこの新作のように。

1930~40年代のフランスのハンティングベストに着想し再構築されたこのノーカラージャケットは、語りどころの多い服です。

使用しているのは、60単糸のリネン強撚糸で高密度に織り上げられた生地を使用しています。

リネンは、特有の節や糸切れのため、高密度に織り上げることが難しい素材です。
そこで一度糸を湿らせた状態で撚りを強くかける(「水撚り」と呼ぶそうです)ことで、それを可能にしました。

この生地の表側にあたる面に特殊な薬剤(企業秘密だそうで、詳細は公開されていません)を塗布して泥に漬け込むことにより、表裏の濃度の異なる褐色に染め上げています。

泥染はすべて手作業で行われるため、均一にはならず、また摩擦や水濡れによって色や風合いに変化が生まれます。
新品の状態でも、すでにその予兆が見られるほど。

これはある一面からするとネガティブなことかも知れませんが、素材の魅力を知る人にとっては、たまらない特長です。
着込み、洗いこむと、いったいどんな素晴らしい表情となるのか、期待に胸が膨らみます。

そして、2つ目の大きな特徴として、ポケットが実にユニーク。
胸ポケットから脇へ続く、独特のデザインです。

何がどうなっているのかは、是非実物にてお確かめください。

全体的なバランスとしては、着丈が短く、身頃幅と袖にボリュームのある形です。

股上の深いパンツなどと合わせてそのまま着るだけでなく、その短い着丈を逆手にとって敢えてバンドカラーのロングシャツなんかに重ねても素敵だと思います。

もちろんこれはあくまで一例、強い服ならばこそ、どうにでも対応できるしなやかさを持っていますから、どうぞお好きなように、ご自由にお楽しみください。

オンラインストアはこちらです