ORDER BORDER、本日まで!

日々悪化の一途を辿るコロナ禍のなか開催中のORDER BORDERも、ついに千秋楽。

県からの週末外出自粛要請(ただ昨日の様子を見ると、守っている方、もといご認識されている方自体少ないようでした)にくわえ、ここに来てまさかの雪ではありますが

最終日ですし、本日は告知通り16:00まで営業しております。


今週末の営業について

外出自粛要請が発表されたことを受け、ORDER BORDER終盤ではありますがこの週末の営業時間を下記の通りに変更致します。

3/28(土) 12:00-18:00
3/29(日) 12:00-16:00

通販の発送やお問い合わせ対応、また最終日のイベント撤去作業でどちらにせよ店は開けているため、休業でなく時短営業となります。

さすがに是非とも皆さまお越しくださいとは言いません。
日用品買い出しのついででふと「あれ買い忘れてたな」なんて場合に立ち寄りいただければと。


赤い光弾 ~ writtenafterwards/ Double Face Coat

店主、人生のうちでこれほどまでに赤いものを見たことがありません。

モニター越しに伝わるかどうかわかりませんが、リトゥンアフターワーズから届いたこのコートの鮮烈な色彩は、まったくもって常軌を逸しています。

昨年ご紹介したマンダリンジャケットで用いられていたコットンリネンの生地を染めたところ、ここまで赤く仕上がったとのこと。

とくに晴れた日に屋外で見ると、眩しすぎて目に刺さるようです。

ボタンは透明なプラスティックを採用、もちろんこちらも赤く、生地と調和します。
着ているとまるで自分が人形にでもなったかのような気分になるその大きさも見逃せません。

仕立ては意外と(失礼)本格派、裏地には滑りのよいキュプラが使われています。

そして、店頭で冗談半分でお試しになるお客様の多くが、着用時のシルエットのあまりの美しさに驚かれます。

後ろ姿もとても綺麗。

どうしてもその赤の禍々しさばかりに気を取られそうになるものの、実は服として完成度の高い洗練された一枚となっています。

男性用のフリーサイズ(表記上はM)を入れましたが、女性がばさっと羽織っても素敵です。

白、黒、赤と続くリトゥンの魔女三部作の締めを飾るに相応しいコート、是非一度お試しを。
(オンラインストアはこちらです)

ところで、白、黒、赤といえば、昨年末リトゥンアフターワーズのデザイナーである山縣さんが絵本を上梓されました。

『ぼくは0てん』(朝日出版社刊)

まだリトゥンが現アシードクラウド玉井さんとの二人三脚だった10年ほど前、故郷の鳥取へ帰るバスの中で思いついた、半自伝的な物語となっています。

版元の説明文では

「点数」「クズ」「ゆうめい」といった
“レッテル貼り”“他人の評価”から自由になって、
自分の得意なことを見つけ出していくストーリーを、
愛らしい「てんすう」たちのキャラクターで描く。

とありますが、実際に読んでみますと、これはいわば自虐と逃避の詩です。

しかしだからこそなのか、読者にその先を想像させる余地を与え、不思議な読後感を残します。

独自のメソッドを持つ教育家としての側面もある山縣さんならではの一冊です。

余談ながら、アマゾンでひときわ熱烈なレビューを書いている方がいて、お名前を拝見すると思想家の内田樹氏でした。


ふると流れる刻をうつして ~ Jens COMPOSITION/ ドライタフタロングカーディガン

お陰様で絶賛開催中のORDER BORDER(29日までです)、もちろん通常の春物もお買い求めいただけます。

今すぐ着られるものもよし、もう少し先を見据えてこんな涼しげなものも。

JensのCOMPOSITIONラインから、女性用ロングカーディガンが登場しています。

このほどよい透明感はドライタフタ素材ならでは。
見た目通りの涼しさのみならず、吸水性、速乾性も備えています。

春本番はもとより、真夏の冷房除けとしても活躍します。

フロントはボタンでなく紐で留める仕様です。

両脇に深く切り込まれた裾のスリットは、動きやすさのみならずこの生地の軽やかな動きを一層引き立てます。

シンプルでいて確固とした世界を持った服ですから、着こなしや合わせに関しては語るだけ野暮というもの。
お好みやシチュエーションで自由にお使いください。

オンラインストアはこちら→ ブラック/ クラウディー


ORDER BORDER、本日より開催!

これ以上望むべくもないほど麗らかな快晴。

本日正午より、いよいよ第6回目となるORDER BORDERが始まります。

今回は、お馴染みの定番をはじめ

食品廃棄物などから抽出した染料を用いたFOOD TEXTILEシリーズ、

二重ボーダーのオーバーサイズ半袖Tシリーズ、

発色の鮮やかなペットボトル再生繊維シリーズなど

過去最高のバリエーションに富んだラインナップとなりました。

本日と明日(20日、21日)は12時ごろから夕方までG.F.G.S.代表の小柳さんも在店され、直接作り手とお話を楽しみながらボーダーをオーダーできます。

イベント自体は3月29日まで開催しますので、ご都合に合わせて是非魅惑のボーダーワールドをご堪能ください。

こんなご時世ではありますが、アメリカから送ってもらった強力な消毒セットで環境を整え、換気をよくして、皆様のお越しを心よりお待ちしております!


太陽の季節 ~ RHYTHMOS

毎シーズン楽しみにしている方の多いリュトモスの季節限定色。

今季は、デザイナーである飯伏さんが旅したアメリカ南西部-察するところニューメキシコあたり-の景観に着想した、淡い桃色”タオス”としっとりした紺色”ピエドラ”、この2色がシーズンカラーとして発表されました。

“タオス”(Taos)はもともと色を指す言葉ではなく、ニューメキシコ州中北部の町名です。

現地のネイティブアメリカンが話す北部ティワ語では「赤い柳の渓谷の口」を意味するȉałopháymųp’ȍhə́othə̀olbo、あるいは単に「村の中」tə̂othoと呼ばれ、後者の音韻からスペイン人がTaosと呼びだしたそうです。

ここで有名なのが11~15世紀ごろのあいだに建てられたとされるネイティブアメリカンの歴史的な集合住宅(なんと、まだ現役だとか!)、

その彩りに着想したのかどうかは定かではありませんが、あたたかみのある、佳い色ですね。

素材の持つ本来の風合いを損なうことなく、質感があまり変わらないように仕上げられた革で、ゆっくりと、穏やかに馴染んでいきます。
できるだけ財布を綺麗な状態に保ちたい方にお薦めです。

一方の”ピエドラ”(Piedra)、こちらはおそらく町の名ではなく、スペイン語で”石”を表します。

こちらも推測に過ぎませんが、強い日差しとの美しいコントラストを描く、山や岩の深い青さから名付けられたのかも知れません。

やわらかなシボ革で、先述のタオスと対照的に、使い込むほどどっしりとした奥行きのある艶が生まれそうです。

どちらもそれぞれの魅力に満ちた素敵な色ですから、お好みでお選びいただくに限ります。

毎度すぐに完売してしまうシリーズゆえ、どうぞお早めに。

オンラインストアはこちらです→ タオス/ ピエドラ


種蒔く人 ~ ASEEDONCLOUD/ Peasant Coat

くもにのったたねを咲かせた双子は、いったい雲の上の花畑でどんな服を着ているのでしょうか。

その答えの一つがこのPeasant Coatです。

太陽が近いため陽射しが強い温暖な環境ですから、直射日光を避けつつ涼しい素材が望ましく、ゆえにこのコートは軽やかなリネンの生地で仕立てられました。

この柄は一般的にグレンチェックと呼ばれていますが、これはスコットランド北部インヴァネス州ネス湖のほとりアーカート周辺のGlen(峡谷)で織られていたことに由来、言うまでもなく雲は谷でないわけでして、すなわちこの柄はクラウドチェックと名付けられています。

襟や袖には生地の柄を邪魔しない程度にパイピングが施され、全体の印象がきりりと引き締められました。

先ほどインヴァネスの名が出ましたが、このコート自体もいわゆるインヴァネスコートの仕様が取り入れられており、たとえば肩にかかる大ぶりのケープは、もともと雨天時にバグパイプを守るためのもの。

このコートでは、バグパイプでなく種などを入れられる胸ポケットを保護しています。

このように雲上の気候の変動を考慮した設計は両脇のポケットにも及んでいます。
風が強いときなど、コートのボタンをすべて留めた状態でも中に着たジャケットやパンツのポケットを使うことが可能な貫通式となっています。

クラシカルで幻想的、アシードンクラウドらしさが存分に発揮された素敵な一着です。

店頭でもご覧になる方の多いコートゆえ、気になる方はお早めに。

オンラインストアはこちらです


とても伝えたがるけど 心に勝てない ~ written by/ Work Jacket

writtenafterwardsにはセカンドラインが存在します。
それが、written by(リトゥンバイ)。

当店で取り扱っているものはまだしも、ほとんどの型が日常生活に適さないメインラインにくらべ、こちらではやや現実的な服の展開を行っています。

…とはいっても、そこはリトゥン。
ただのリアルクローズで終わらせる気はないようです。

実際、その明確な線引きについてデザイナーの山縣さんに伺ってもなんとなく曖昧な雰囲気が滲み出るばかりで、こっちはこっち、とはっきり区分けしてはいない様子。
現に、昨年秋に上野公園で行われたファッションショーでも、ごく自然に両ライン混ぜ込んで用いられていました。

そんなwritten byの当店での初披露となるのは、1型2素材3色。

どことなく愛嬌漂う、ボリュームを持たせたダブルブレストのジャケットです。
“Work Jacket”と名付けられてはいますが、それほどワーク色は強くありません。

まずはこちら2色。

なんと体育館マットの生地で仕立てられています。

体育館マットは意外とカラーバリエーションがあるそうで、この赤(朱色に近い色目です)も、生地をそのまま使用したとのこと。

独特の剛性感があり、また当然のことながら強度にはたいへん優れた素材です。

春や秋の羽織ものとして、きっと大いに活躍してくれることでしょう。

お次はコットンケナフの超重量級デニム。

ケナフ、この一年草は生長が早く、またその際大量の二酸化炭素を吸収するため地球温暖化防止の一手としても着目されているのですが、一般的には木材パルプに代わる紙の材料として知られていますね。

布の材料としての歴史も古いようで、古代エジプトでミイラの着衣にも用いられていたことがあるとか。

そうはいっても、衣料用途でこれほど厚くすることはないのではないでしょうか。

鎧でもあるまいし、信じられないほど厚く、硬く、重い。
その猛々しさは、織っている最中に何度も機械が止まってしまうほど。

さらに、独特の匂いやざらついた肌触りは、綱引き用のロープを思い出させます。

はっきり言って、着心地はきわめて悪く、どこをとっても合理的な要素は一切ありません。
もちろん防縮加工なんて一切施されていませんから、洗うと激しく縮みます。

こんなふうに。

ここまでされたなら、とことん付き合います。
洗い加工済みのものも同時入荷です。
手計測ですが、着丈でなんと6cmも縮んでいました。

歪み、ねじれ、さらに手に負えない状態となっています。

しかし、この凄まじく圧倒されるほどの迫力に溢れた存在感は、まさに唯一無二。
相対的価値観に基づく正しさを蹴散らします。

良いか悪いか以上に、好きか嫌いか、そこで判断してください。

もし魂に触れる何かを感じたのであれば、必ずや絶対的な一着となってくれるはずです。

オンラインストアはこちらです→
Work Jacket(体育館マット) ベージュ/ レッド
Denim Work Jacket ナチュラル/ ナチュラル(ウォッシュ)


『OZ magazine』にて当店をご紹介いただきました

本日3/12発売の『OZ magazine』にて、著名雑貨コーディネイターオモムロニ。さん行きつけの店の一つとして当店をご紹介いただきました。

有難うございます!

なお、ここで登場した商品は現在(2020/3/12時点)も購入可能です。

オンラインストアはこちら→
SOAK IN WATER/ Narrow Standard Vacchetta
Olde Homesteader/ クルーネック ショートスリーブ インターロック
BRAASI INDUSTRY/ GEORGINA

Olde Homesteaderのネイビーのアンダーシャツに関しては、ロングスリーブバージョンが入荷してまいりました。
こちらサイズは38、40、42と3サイズ揃っていますので、是非併せてご検討ください。


そよ風さん こんにちは ~ tilt The authentics/ Zephyr Cloth Band Collar Shirt

朝晩は冬の如く冷え込みますが、それでも昼は暖かくなる日がだんだんと増えてきました。

人の世がどうであれ、いよいよ春本番は間近に迫っています。

春一番はさて置き、春は清々しいそよ風の季節。

英語でそよ風を意味するZephyrはギリシア神話に登場する西風の神ゼピュロスに由来しますが、

(この赤丸で囲われた神様がゼピュロス)

そのZephyrの名を冠したゼファークロスと呼ばれる薄手の生地は、柔らかく爽やかな春の風を体感できる清涼な素材です。

このゼファークロスで仕立てられたシャツの心地好さたるや、どんなものか言うまでもないでしょう。
況や、それが生地への偏執的な探求心を高ぶらせ続けているtilt The authenticsの選定となれば。

上品なムラ感が光の透過によって浮かび上がるさまは垂涎もの。

立体的でありながらも直線を意識したtiltならではの裁断が、まろやかな生地に一匙の辛みを加え、全体をきりりと引き締めています。

春はスプリングコート、ジャケットやカーディガンに重ねて、また真夏でも袖をまくって着られますので、一年の半分に亘り活躍してくれる一枚です。

そのまろやかなとろみある肌触り、光を浴びたときの美しさは、とても画像や文章で説明しきれるものではありません。
どうぞ店頭にて直接お確かめください。

オンラインストアはこちらです